自分でできる!遺産分割協議書の作成ガイド
目次
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遺産分割協議書とは何か?
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遺産分割協議書の役割と目的
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法的効力とその重要性
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自分で遺産分割協議書を作成するステップ
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必要書類を準備する
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書類の正確な記載方法
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法務局を活用した雛形ダウンロード
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雛形の取得方法と使い方
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雛形を使用する際の注意点
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自分で作成する際によくある質問や誤解
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一般的な誤解とその真実
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頻繁に寄せられる質問と回答
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実際の相談例から学ぶ遺産分割協議書作成のコツ
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実際の相談事例1:法定相続対策
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実際の相談事例2:相続人間での合意
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遺産分割協議書が必要ない場合とは
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遺言書が存在する場合
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相続人が一人だけの場合
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手書きでの遺産分割協議書作成のメリットとデメリット
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手書きで作成するメリット
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手書きの難しさと解決方法
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遺産分割協議書を自分で作成する際の最終確認
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確認しておくべきポイント一覧
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チェックリストを活用した最終確認
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馬場行政書士事務所ができること
遺産分割協議書とは何か?
遺産分割協議書とは、故人が残した遺産をどのように分けるかを相続人同士で話し合い、合意した内容を書面にしたものです。法的効力を持つこの書類は、相続手続きを円滑に進めるために非常に重要です。
遺産分割協議書の役割と目的
遺産分割協議書は、故人が残した財産を相続人間でどのように分割するかを合意のもとで整理し、書面にまとめたものです。この協議書は相続手続きを進める上で非常に重要な役割を果たします。具体的には、相続人全員の署名・捺印が求められ、法的効力を持つため、後々のトラブルを防ぐことができます。
まず、遺産分割協議書の主な役割の一つは、相続財産の分配方法を明文化することです。相続人同士で話し合い、感情や意見を交えながら合意に至る過程は重要ですが、それを明確に書面にすることで、合意内容をお互いに確認できます。これにより、将来的に「その約束はどうだったか」という議論が起こることを避ける手助けとなります。
また、遺産分割協議書は相続手続きにおいて必要不可欠な書類です。例えば、金融機関に相続手続きを行う際や不動産の名義変更を行う際、遺産分割協議書の提出が求められる場合がほとんどです。このため、手続きがスムーズに進むよう、初めにこの書類をしっかりと作成しておくことが肝心です。
さらに、遺産分割協議書は相続人間の合意を文書で残すことで、家族間の信頼関係の構築にも寄与します。特に複数の相続人がいる場合、財産の分配に関して意見の相違が生じることがしばしばありますが、事前に協議書を作成し合意事項を明示することで、これらの摩擦を軽減できます。
このように、遺産分割協議書は単なる書類以上の意味を持っています。相続を円滑に進め、将来的なトラブルを避けるためにも、この書類の重要性を理解し、適切に作成することが求められます。相続は人生の一大事であり、そのスムーズな進行を助けるための存在が遺産分割協議書なのです。
法的効力とその重要性
遺産分割協議書が持つ法的効力は、相続手続きにおいて非常に重要な要素です。この書類には、相続人全員の同意が必要であり、その結果、法律上の効果が生じます。具体的には、遺産分割協議書をもとに相続財産の名義変更や相続手続きを進めることが可能となります。このように、法的効力を持つことで、協議内容が確実に実行されることが保障され、相続人間のトラブルを未然に防ぐ役割を果たしています。
この書類に法的効力があることは、相続人にとって大きな安心材料となります。たとえば、遺産分割協議書が存在し、その内容が適切に記載されている場合、相続人の誰かが協議内容を無視して不正に遺産を持ち去ることはできません。このため、協議書の作成は財産を守るための重要な手段となります。
さらに、遺産分割協議書には、相続人同士の「合意」を反映した記録としての側面もあります。相続人が協力して協議を進め、その結果を文書に残すことで、相続手続きが円滑に進むだけでなく、家族間の信頼性を高めることにもつながります。法的効力を持つこの書類は、相続に対する責任感を共通のものとする手段でもあります。
また、適切な形式で作成された遺産分割協議書は、万が一の争い事が発生した際に法的な証拠として機能します。そのため、専門的な助言を受けながら作成することが、より確実な証明手段として役立ちます。相続トラブルは非常に感情的な問題であり、法的な枠組みの中で解決することが求められる場面も少なくありません。
このように、遺産分割協議書が持つ法的効力は、相続手続きの円滑化やトラブル回避、さらには家族関係の保護において不可欠な存在です。自分たちの意思を確実に反映させるために、真剣にこの書類の作成に取り組むことが重要です。
自分で遺産分割協議書を作成するステップ
遺産分割協議書を自分で作成するには、複数のステップを踏む必要があります。それぞれのステップを理解し、正確に進めることでスムーズに作成することができます。
必要書類を準備する
遺産分割協議書を自分で作成する際には、まず必要な書類をしっかりと準備することが大切です。これらの書類が揃っていないと、協議が円滑に進まない場合がありますので、事前にしっかりと整えておくことが望ましいです。
最初に必要となるのは、被相続人の戸籍謄本です。戸籍謄本には、故人が誰であるか、相続人が誰であるかを示す情報が含まれており、相続手続きにおいて非常に重要な役割を果たします。戸籍謄本は、故人が生まれてから亡くなるまでのすべての戸籍が記載されていますので、相続人を明確にするためには不可欠です。
次に、遺産の一覧を作成するための資料が必要になります。これには、故人が所有していた不動産、預貯金、株式などの資産の詳細を挙げることが求められます。また、負債がある場合にはその情報も含めなければなりません。これらの情報を整理することで、遺産の全体像を把握し、相続人間での公平な分配を議論する基盤が整います。
さらに、相続人全員の同意を示すためには、各相続人の印鑑証明書や本人確認書類も必要です。印鑑証明書は、相続人としての地位を証明するための重要な書類となります。事前に取得しておくことで、協議の際に手間が省け、スムーズに進行できます。
また、場合によっては、遺産分割協議書に記載する財産の評価額を示すための資料も役立ちます。例えば、不動産の場合は固定資産税の評価証明書や登記事項証明書などが必要です。これによって、財産の真の価値を理解し、妥協案に基づいて話し合うことが可能になります。
これらの書類を準備する際には、漏れがないように注意し、一つ一つ丁寧に確認しておくことが重要です。適切な書類が揃っていれば、遺産分割協議が滞りなく進むだけでなく、相続人間のトラブルを未然に防ぐ手助けともなります。円満な相続を実現させるためにも、必要書類の準備は欠かせないステップと言えるでしょう。
書類の正確な記載方法
遺産分割協議書を作成する際には、書類の記載内容が正確であることが非常に重要です。法律的な効力を持つ書類であるため、記載ミスが後々のトラブルにつながることがあります。ここでは、書類の正確な記載方法について詳しく解説します。
まず、遺産分割協議書には、協議に参加しているすべての相続人の名前、住所、生年月日を明記する必要があります。この情報は、法的に誰が相続人であるかを明確に示すため、必ず正確に記入しなければなりません。また、記載する際には、漢字の読みや書き間違いがないか、十分に確認することが求められます。
次に、遺産の内容やそれに対する分割方法を具体的に記載します。たとえば、不動産の場合は、物件の住所や地番、面積などを明記し、預貯金や株式などの金融資産についても口座番号や証券番号を正しく記入する必要があります。このように、財産の特定ができる情報をしっかりと記載することで、誤解やトラブルを避けることができます。
また、遺産分割協議書には、相続人が合意に至った分配方法を明確に記載します。どの財産を誰が受け取るのかを具体的に示すことで、相続人間での合意が確定します。分配方法は、具体的な数値や割合を用いて明記することが望ましいです。例えば、「相続人Aが不動産を相続し、相続人Bが預貯金の50%を相続する」といった形で、誰が何を得るのかをクリアに記載します。
記載が完了したら、必ず見直しを行うことが重要です。自分だけでなく、他の相続人にも内容を確認してもらい、合意が得られていることを確認しましょう。また、全員が署名・捺印を行う際にも、記入されている情報に間違いがないかを再度確認することが大切です。
このように、遺産分割協議書の作成は細部にわたる注意を要しますが、正確かつ明確な記載があれば、後々の問題を未然に防ぐことができます。自分で作成する際は、丁寧に進めることを心掛けましょう。
法務局を活用した雛形ダウンロード
法務局では、遺産分割協議書作成のための雛形を提供しています。これを活用することで、自分での書類作成が容易になります。
雛形の取得方法と使い方
遺産分割協議書を自分で作成する際に便利な手段の一つとして、法務局が提供する雛形の利用があります。法律に基づいた形式を持つ雛形を使うことで、書類作成の手間を軽減し、必要な情報を漏れなく記載することができます。ここでは、雛形の取得方法とその使い方について詳しく説明します。
まず、法務局の公式ホームページにアクセスします。そこには、遺産分割協議書の雛形をダウンロードできるページが用意されています。具体的には、「雛形ダウンロード」の項目を探し、その中から遺産分割協議書の雛形を選択します。一般的には、PDF形式やWord形式で提供されていることが多いので、自分のパソコンに合った形式を選択してダウンロードしてください。
雛形を入手したら、実際に使用するために、まずは内容をよく確認しましょう。雛形はあくまでモデルであり、具体的な内容については自分の状況に応じて修正を加える必要があります。具体的には、相続人の名前や住所、遺産の詳細、分割方法などを適切に書き加えます。元々の雛形に記載されている情報は参考として活用しつつ、自分たちの合意内容に応じてカスタマイズします。
また、書き加えた内容が依然として法律に適しているかを確認するために、必要に応じて行政書士などの専門家のアドバイスを受けることも検討しましょう。特に、遺産が複雑な場合や、法的な解釈が必要になるようなケースでは、法律専門家によるチェックが助けになります。
雛形を使用する際は、記載内容に間違いがないことを確認した後、全ての相続人が署名・捺印を行うことが重要です。このプロセスを通じて、遺産分割協議書として法的効力を持つ記録が確立されます。
このように、法務局から取得した雛形を上手に活用することで、遺産分割協議書を効率的に作成することが可能です。準備を整え、自信を持って取り組むことで、円満な相続が実現できるでしょう。
雛形を使用する際の注意点
法務局から取得した雛形を使用して遺産分割協議書を作成する際には、いくつかの注意点を押さえておくことが重要です。雛形は便利なツールですが、すべてが自分の状況に合致しているわけではないため、慎重に取り扱う必要があります。
まず第一に、雛形に記載されている内容をそのまま使用することは避けなければなりません。雛形は一般的な例を基に作られているため、自分たちの具体的な状況や合意内容に合わせて修正することが求められます。たとえば、相続する遺産の種類や数量、各相続人の取り分などは家庭ごとに異なるため、必ず自分たちの実情に沿った記載を行いましょう。
次に、遺産分割協議書は必ず全ての相続人の署名と捺印が必要です。雛形だけ設けて手続きを進めるのではなく、それぞれの相続人が参加し、同意したことを示すために署名をしなければなりません。これは、法的効力を持つために非常に重要なステップであり、誰か一人が抜けていると、後によくないトラブルを招く要因になる可能性もあります。
また、記載内容の正確性にも注意が必要です。特に、相続人の名前や住所、遺産の具体的な詳細については間違いがあってはいけません。記入ミスがあると、書類の効力が損なわれるおそれがあり、後々の手続きを困難にする場合があります。記載が完了した後は、他の相続人にも確認してもらい、誤りがないかを再度チェックしてください。
さらに、雛形を使用する際には、法的な要件を満たしているかどうかも確認が必要です。特に、相続人の人数が多い場合や遺産内容が複雑な場合には、法律の専門家に相談することで、自分たちの作成した書類が正しい形になっているかを見極める手助けとなります。
このように、雛形を用いて遺産分割協議書を作成する際には、適切な修正と確認を行い、注意深く取り扱うことが大切です。これによって、円滑に相続手続きを進めることができるでしょう。
自分で作成する際によくある質問や誤解
初めて遺産分割協議書を自作する人が持ちがちな疑問や誤解を解消し、スムーズに作成できるようサポートします。
一般的な誤解とその真実
遺産分割協議書に関しては、多くの人が持っている誤解があります。特に初めて相続に関与する方々にとっては、正しい情報を知らずに不安を感じてしまうこともあるでしょう。ここでは、一般的な誤解とその真実について詳しく説明します。
まず一つ目の誤解は、「遺産分割協議書は専門家にしか作成できない」というものです。この考え方は、専門的な知識や法律の背景が必要だと思い込むことから生まれますが、実際には相続人自身が自分たちで作成することも十分可能です。必要な情報を集め、正しい形式にまとめることで、円満な協議書を作成することができます。もちろん、初めての方は不安を感じることもあるため、場合によっては専門家に相談することも検討するべきですが、自分たちで作成する道も開かれています。
次に、「遺産分割協議書がないと相続はできない」といった誤解も存在します。実際には、遺言書が存在する場合、あるいは相続人が一人だけの場合には、遺産分割協議書が必要ないことが多いです。遺言書によって遺産の分配方法が明確に示されている場合、協議書がなくともスムーズに手続きが進められます。このため、相続人全員が集まる必要がない場合もあります。
また、「私たちが合意しさえすれば遺産分割協議書は自由に作成できる」との誤解もありますが、協議書は法的な文書であるため、適切な形式で作成し、問題なく運用できるよう確認することが求められます。書類に不備がある場合、後にトラブルになる可能性がありますので、しっかりと記載内容を確認してから進める必要があります。
これらの誤解を解消することで、遺産分割に関する正しい理解を深めることができます。不安を抱えることは当然ですが、正しい情報を得ることで、円滑な相続手続きを進めるための第一歩を踏み出すことができるでしょう。相続に関する知識を深め、自分たちの権利を理解することが重要です。
頻繁に寄せられる質問と回答
遺産分割協議書に関しては、さまざまな疑問が寄せられることが多いです。ここでは、頻繁に寄せられる質問とその回答をいくつか紹介します。
まず、「遺産分割協議書の作成にどのくらいの費用がかかるのですか?」という質問があります。自分で作成する場合、特別な手数料はかかりませんが、印紙代が必要です。印紙代は協議書の価値に応じて異なりますので、具体的な金額は作成時に確認しておくとよいでしょう。また、専門家に依頼する場合は、相談料や書類作成料が発生しますので、事前に見積もりを取ることをおすすめします。
次に、「遺産分割協議書に署名・捺印は必須ですか?」との問いに対しては、はい、必須です。相続人全員の同意を示すためには、協議書に名前と印鑑をしっかりと押す必要があります。この署名・捺印があることで、後に法的効力が生じるため、協議に参加した相続人全員が忘れずに行うことが重要です。
また、「どのような状況で遺産分割協議書が必要ないのですか?」という質問もよくあります。遺言書が存在する場合や、相続人が一人だけの場合は、遺産分割協議書を作成する必要がないことが多いです。遺言書によって遺産の配分が明確に示されていれば、協議書は必要ありません。この点に注意して、必要な手続きを進めてください。
さらに、「万が一、遺産分割協議書に誤りがあった場合、どうすればよいのですか?」という疑問があります。記載内容に誤りを発見した際は、早急に訂正することが求められます。訂正の方法は、相続人全員が署名した上で新たに修正版を作成し、再度同意を得ることがベストです。
これらの疑問を解消することで、遺産分割協議書の作成に対する不安を軽減し、よりスムーズに手続きを進められるでしょう。自分たちの権利や手続きについて理解を深めることが、円滑な相続の実現につながります。
実際の相談例から学ぶ遺産分割協議書作成のコツ
遺産分割協議書を自作する際に、実際の相談例から学ぶことで、さらに理解を深めることができます。
実際の相談事例1:法定相続対策
法定相続対策についての実際の相談事例を紹介します。この相談は、ある一家が親の死亡に伴い遺産を相続する際の取り組みについてのものでした。相談者は、複数の兄弟姉妹がおり、それぞれが異なる利益を持っているため、遺産の分配に関して非常に不安を抱えていました。
この家族の場合、法定相続分が明確に決まっていたため、遺産分割協議書を作成する必要がありました。相談者は、兄弟姉妹全員を集めて話し合いの場を設け、相続財産のリストを作成しました。不動産や銀行口座、株式などの資産を整理することで、どのように分配すべきかの議論がしやすくなりました。
協議が進む中で、兄弟姉妹の中には特定の資産、例えば親が長年住んできた家を引き継ぎたいという希望がある人もいました。この時、他の兄弟たちと協議し、家を相続する代わりに、その分の金銭的な補償を受け取るという提案が浮上しました。このように、法定相続に合わせた柔軟な分配方法を検討することで、全員が納得できる形に落ち着きました。
最終的には、遺産分割協議書の作成を進めることになりました。全員が合意した内容を明文化し、署名・捺印を行うことで、正式な書類として効力を持たせました。この協議を通じて、家族はお互いの意見を尊重しながら円満に遺産分割を進めることができました。
この事例は、法定相続対策の重要性を示しています。法的な知識を持たない場合でも、家族間でのコミュニケーションを大切にし、しっかりとした準備を行うことで、スムーズな相続を実現することができるのです。
実際の相談事例2:相続人間での合意
相続人間での合意に関する実際の相談事例を紹介します。この事例は、ある家庭で親が亡くなった後に相続財産の分配を巡る話し合いを行ったケースです。相続人は兄弟姉妹で、計四人いましたが、その内訳や希望はさまざまでした。
まず、相談者は、兄弟姉妹が集まる機会を設け、どのような遺産があるのかしっかりとリストアップすることから始めました。遺産の中には、不動産や預貯金、そして貴重品が含まれており、それぞれの資産の評価額を確認するための資料も整えておきました。
話し合いが始まると、兄弟姉妹それぞれが引き継ぎたい資産について異なる意見を持っていることが明らかになりました。例えば、一方の兄弟は家を相続したいと希望していた一方で、他の兄弟はその代わりに金銭的な補償を求めるという意見を持っていました。このような事情を踏まえ、全員が納得できる形で合意を形成することが急務となりました。
そこで、兄弟姉妹たちは、お互いの意見を尊重しながら、柔軟な調整を行うことにしました。不動産を相続する兄弟には、他の兄弟が持分の一部を金銭で受け取ることを提案しました。また、貴重品についても、均等に分配する方法を模索しました。
最終的には、遺産分割協議書を作成し、全員が署名・捺印を行うことで合意が成立しました。このプロセスを通じて、兄弟姉妹間の信頼感が深まり、円満に相続手続きを進めることができました。この事例は、相続人間での合意がもたらす重要性と、コミュニケーションの大切さを教えてくれます。
遺産分割協議書が必要ない場合とは
すべての相続手続きに遺産分割協議書が必要なわけではありません。不要なケースについて解説します。
遺言書が存在する場合
遺言書が存在する場合、遺産分割協議書を作成する必要は基本的にはありません。遺言書は、故人の最後の意思を示す重要な書類であり、どのように遺産を分配するかについて明確な指示が記載されています。このため、遺言書に従って遺産を分配することが優先され、相続人間での協議を行う必要がなくなります。
たとえば、故人が遺言書に記載した内容があれば、その通りに相続を進めることができます。遺言書が正式に作成されている場合、例えば公正証書遺言であれば、信頼性が高く、相続手続きが円滑に進む可能性が高いです。この場合、遺言書を持参して、金融機関や不動産登記所などで相続手続きを進めることができます。
しかし、遺言書があっても注意が必要です。遺産の一部が遺言書に記載されていない場合や、法定相続人が遺留分を主張する権利があることも忘れてはいけません。遺留分とは、法定相続人に保障された最低限の相続分であり、遺言書の内容がこれに抵触する場合、相続人が遺留分を請求することが可能です。
また、遺言書が無効とされるケースや、改訂が必要な場合もあります。たとえば、法的要件を満たしていない遺言書や、故人の意思が不明確な場合には、遺言書が無効とみなされることがあります。このように、遺言書が存在する場合でも、その内容や実効性について注意深く確認することが重要です。相続手続きを円滑に進めるためにも、遺言書の取り扱いには細心の注意を払う必要があります。
相続人が一人だけの場合
相続人が一人だけの場合、遺産分割協議書を作成する必要はありません。この場合、相続人は故人の全ての遺産を自動的に受け取ることができるため、手続きが非常にシンプルになります。相続人は、故人が所有していた不動産や預貯金、株式などのすべての資産を直接受け取ることができます。
ただし、相続手続きにはいくつかのステップがあります。まず、相続人は必要な書類を揃えることが求められます。具体的には、被相続人の戸籍謄本や住民票、相続人の本人確認書類、そして財産の内容が記載された書類などを準備します。特に、遺産の中に不動産が含まれている場合、登記手続きが必要になるため、登記事項証明書なども必要です。
また、遺産の相続に伴い、相続税が発生する場合があります。相続税は、相続財産の価値に基づいて課税されるため、一人で相続する場合も税務署への申告が必要です。申告期限は、故人の死亡から10か月以内ですので、期限に注意を払いながら準備を進めましょう。
このように、相続人が一人の場合は手続きが簡便になるものの、必要な書類や税金に関する知識はしっかりと押さえておくことが重要です。相続手続きをスムーズに進めるためにも、事前の準備を怠らないよう心掛けることが大切です。自己の権利や義務について十分に理解し、必要な手続きを確実に進めることで、安心して相続を完了させることができます。
手書きでの遺産分割協議書作成のメリットとデメリット
手書きで遺産分割協議書を作成する場合の利点とその制約について詳しく解説します。
手書きで作成するメリット
手書きで遺産分割協議書を作成することには、いくつかのメリットがあります。まず第一に、個人の感情や思いをダイレクトに表現できる点が挙げられます。手書きの文字は、機械的に印刷された文字とは異なり、より温かみや誠意が感じられることが多いです。相続人同士の信頼関係を深める意味でも、手書きの協議書は効果的です。
次に、手書きで作成することで、記載内容について自然に思考を整理することができます。書きながら考えをまとめることで、協議の過程で出た意見や合意内容をその場で反映させることができます。これにより、相続人全員が納得できる形での協議が進みやすくなります。
さらに、手書きの場合、特に細かな修正が必要な場合には、自分の手で訂正を加えることで柔軟に対応できます。他の人が作成した雛形に依存することなく、自分たちの状況に合わせたカスタマイズが可能です。
また、手書きの協議書は、特別なソフトウェアやプリンタを必要としないため、すぐに作成を始めることができるというメリットもあります。特に急ぎの手続きが求められる場合には、手軽に対応できる点が魅力です。このように、手書きでの作成は、実務的な利点だけでなく、相続人間のコミュニケーションを促進する方法としても優れています。
手書きの難しさと解決方法
手書きで遺産分割協議書を作成する際には、いくつかの難しさもあります。まず、記載内容の正確性が求められるため、手書きの場合、誤字や脱字が発生する可能性があります。特に法律的な文書であるため、ミスがあると後々のトラブルにつながることもあるため、慎重さが求められます。
また、文字の読みやすさも課題になり得ます。相続人全員が確認する必要があるため、手書きの字が不明瞭だと意見の食い違いを招くことがあります。この点については、自己の字を書くことに自信がない場合は、丁寧にゆっくりと書くよう心掛けると良いでしょう。
解決方法としては、初めに下書きを行い、内容を確認した後に清書する方法があります。これにより、誤りを検出しやすくなります。また、他の相続人にも見せて意見を求めながら作業を進めることで、確認作業を効率化することが可能です。このように、手書きの難しさを克服する工夫をしながら進めることが重要です。
遺産分割協議書を自分で作成する際の最終確認
遺産分割協議書を作成する際の最終確認事項をチェックリストとしてまとめ、ミスを防ぎます。
確認しておくべきポイント一覧
遺産分割協議書を作成する際には、確認しておくべきポイントがあります。まず最初に、相続人全員の名前、住所、生年月日が正確に記載されているかを確認しましょう。次に、遺産の具体的な内容、種類、価値が明確に記載されているかチェックすることも重要です。
また、分配方法についても、相続人それぞれの取り分がわかりやすく記載されているか確認します。さらに、署名・捺印の欄が設けられていて、全員がサインを行っていることも確認しておきましょう。最後に、記載内容に不備がないか、全体を再度見直し、誤字脱字がないかをしっかりと確認することが大切です。これにより、スムーズに相続手続きを進めることができます。
チェックリストを活用した最終確認
遺産分割協議書の最終確認では、チェックリストを活用することが非常に効果的です。チェックリストを作成し、必要な項目を一つずつ確認していくことで、漏れや不備を防ぐことができます。
まず、相続人の情報が正しいか、遺産の内容が適切に記載されているかを確認します。また、分配方法が明確に示されているか、署名や印鑑が全員揃っているかもチェックします。さらに、書類全体に誤字や脱字がないか、読みやすい文字で書かれているかも重要なポイントです。
チェックリストをもとに一つ一つ確認を行うことで、安心して遺産分割協議書を完成させることができます。このプロセスをしっかりと行うことで、相続手続きをスムーズに進めることができるでしょう。
馬場行政書士事務所ができること
私は、前事務所から、約12年行政書士業務に携わり、主に相続、遺言、交通事故に関する相談を受けてきました。
馬場行政書士事務所でも、福岡、佐賀など、福岡近県において相続手続、遺言等について積極的に相談を受けております。
相続手続においては、相続人の確定のための戸籍の収集作業、相続人の一覧図の作成、財産目録の作成のための書類の収集作業、遺産分割協議書の作成、それに基づく預貯金の解約や不動産の名義変更等の具体的な遺産分割手続きまで、司法書士や税理士とも連携し、ワンストップでサポートいたします。
生命保険金等の請求、火災保険等の引継ぎや解約手続き、株式などの有価証券の名義変更、換価手続きなどにも対応いたします。
遺言書の作成に関しては、どのような遺言書を作成したいのか、すべきなのかの聞き取り調査から、必要書類の収集、公証役場との事前の打ち合わせ手続き、証人の手配、公証役場での遺言書作成の立会までワンストップで相談可能です。
遺言書等を通じて相続税対策のアドバイスもいたします。
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相続、遺言等に関するご相談に関しては、初回1時間無料となっております。
事前予約いただければ、出張相談、土日、祝日でのご相談も受けております。
相続手続、遺言書の作成に関しては、お気軽にご相談ください。
馬場行政書士事務所
行政書士 馬場 祥紀
福岡県出身
平成18年 九州大学 法学部 卒業
平成21年 九州大学法科大学院 卒業
平成25年1月より久留米市にある上野行政書士事務所に勤務
平成26年4月 行政書士登録
令和5年8月より福岡市博多区で馬場行政書士事務所 開所
久留米の行政書士事務所勤務時代から、現在においても特に「相続」・「遺言」・「交通事故」の業務に力を入れています