親が亡くなった後の相続手続き~知っておくべき大切な家の話~

query_builder 2025/08/19 福岡 行政書士 相続人 不動産 名義変更 遺産分割協議 相続 遺言

家の相続は、大切な財産を次の世代に引き継ぐための重要なイベントです。

しかし、法律や手続きについてしっかりと理解していないと、多くの問題に直面する可能性があります。このコラムでは、相続において知っておくべき基礎知識から、具体的な手続き、注意すべきポイント、また実体験を通じて学ぶ教訓について詳しく解説していきます。これにより、相続をスムーズに進めるための知識を身に付けていただけます。様々な角度から家の相続について掘り下げて、あなたの大切な資産を守るための情報を提供します。 

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相続の基礎知識~何を知っておくべきか~

相続に関する基本的な概念を理解することは、後々の手続きをスムーズに進めるための第一歩です。本節では、相続が発生する際の法律的な背景や基本的な流れについて解説します。

相続が発生するタイミングと法律的根拠

相続が発生するタイミングは、主に被相続人が死亡した時点です。被相続人が亡くなると、その人が所有していた財産は法的に相続人に引き継がれることになります。この一連の流れは、日本の民法に基づいて定められています。相続に関する基本的な法律や手続きは、民法の第八章「相続」に詳細に規定されているため、相続を考える際はこの法律をしっかりと理解しておくことが重要です。

まず、相続の基本的な流れを見てみましょう。被相続人が亡くなると、相続人はその時点から相続権を持つことになります。この相続権は法律によって定められており、配偶者、子ども、親などが相続人となります。また、相続人が複数いる場合には、相続分をどのように分けるかという問題も出てきます。これに関しても、民法で具体的に定義されています。

相続が発生した際には、相続人はまず死亡を証明する戸籍謄本や住民票を取得する必要があります。これらの書類は、相続手続きや相続登記を行う上で不可欠なものです。また、遺言書が存在する場合には、遺言の内容に基づいて相続が行われるため、遺言書の有無も確認が必要です。

相続に関連する用語の理解も欠かせません。例えば、「遺産」とは被相続人が亡くなった時点で所有していた財産を指しますが、これには土地や建物、現金、株式などが含まれます。一方、「相続放棄」とは、相続人がその相続権を放棄することを意味し、特に負債が多い場合によく考慮される選択肢です。

このように、相続が発生するタイミングは非常に明確ですが、それに伴う法律的な手続きや用語についてはしっかりと理解しておくことが求められます。相続手続きをよりスムーズに進めるためには、あらかじめこれらの知識を身に付けておくことが重要です。家族の未来を見据えた準備が、相続を円滑に進める第一歩となります。

相続の基本的な流れとその準備

相続の基本的な流れを理解することは、適切な手続きを進めるために欠かせません。相続が発生した際には、まず被相続人の死亡を知らせる必要があります。この際、死亡診断書や戸籍謄本などの証明書類を集めておくことが重要です。これらは手続きに必須の書類となり、特に相続登記や各種手続きを行う際に必要となるため、早めに取得しておきましょう。

次に、相続人を確定させるために戸籍謄本を収集する必要があります。相続人が複数いる場合には、親族全員の戸籍謄本を取り寄せることが求められます。この段階で、法定相続人が誰であるかを明確に把握することができ、相続分の取り決めも行いやすくなります。

続いて、遺産を確認する作業に入ります。被相続人が所有していた財産や負債を整理し、相続財産の一覧を作成することが重要です。この際には、土地や建物、預貯金、株式、さらに、不動産の評価を行うことも含まれます。正確な評価を行うことで、後々の相続税の計算や分配にも有利に働きます。

相続財産の詳細が把握できたら、相続税の計算を行う必要があります。相続税は、相続財産が基礎控除額を超えた場合に課税されます。このため、自身が支払う責任のある税額を事前に把握しておくことは非常に重要です。相続税の申告期限は、被相続人の死亡から10ヶ月以内ですので、この期限を意識して手続きを進める必要があります。

また、遺言書が存在する場合は、当然ながらその内容に従うことになりますので、遺言書の開示と内容確認も忘れずに行ってください。遺言が無効であると主張されるケースもあるため、法律に従った形式で作成されているかを確認することが重要です。

これらの準備を整えることで、相続の手続きはスムーズに進められるでしょう。混乱やトラブルを避けるためにも、必要な書類を早めに収集し、相続に関する情報を正確に把握しておくことが大切です。相続の基本的な流れを理解し、はやめに準備を進めることで、次世代に大切な家を引き継いでいくための土台を築くことができます。

実際の相続手続き~具体的なステップ~

相続手続きには、複数のステップが存在します。一つ一つ確実にこなすことで、トラブルを未然に防ぎます。ここでは、具体的な手続きの流れを見ていきます。

相続登記の方法〜自分でやるには〜

相続登記は、相続人が被相続人から財産を引き継ぐ際に必要な手続きの一つです。この手続きを自分で行うことも可能ですが、一定の知識と準備が求められます。ここでは、相続登記を自分でやるための基本的な流れと必要な書類について解説します。

まず、相続登記を行うためには、被相続人が亡くなったことを証明する書類が必要です。死亡診断書や戸籍謄本など、これらの書類は被相続人確認に不可欠です。特に戸籍謄本は、相続人を特定するための重要な資料であり、複数の戸籍を取寄せる場面もあるため、事前に準備しておきましょう。

次に、相続財産の内容を整理します。どのような不動産が相続されるのか、例えば家や土地の登記情報を把握することが必要です。不動産の登記簿や固定資産税の通知書を元に、詳細な情報を収集します。必要に応じて、登記所に出向いて登記簿を閲覧することもあります。

さらに、相続登記申請書の作成が求められます。この申請書には、相続人の情報や相続財産の内容、相続の理由などを正確に記載します。申請書のフォーマットは、一般的には法務局のウェブサイトから取得でき、必要事項を正確に埋めることが求められます。

申請書を作成したら、それに必要な書類を添付して法務局に提出します。添付書類には、先述の戸籍関係の書類や、相続関係を示す書類、登記事項証明書などが含まれます。これらの書類を漏れなく揃えることが、スムーズな相続登記を実現するためのポイントとなります。

最後に、登記手続きが完了するまでの期間についてですが、通常、法務局へ申請を行った後、数週間から数ヶ月で登記が完了します。この間に法務局からの照会があった場合は、迅速に対応することが大切です。

自分で相続登記を行うことは可能ですが、手続きの複雑さを考慮すると、専門家に相談することも検討してみてください。確実かつ正確に進めるためには、専門的な知識を有する行政書士や司法書士に依頼することが有効な場合もあります。自分自身の状況や苦手な部分を見極め、適切な選択をすることが安心につながります。

家庭裁判所を利用した手続きの流れ

相続手続きの中には、家庭裁判所を利用する場面もあります。特に相続人間での意見の相違やトラブルが発生した場合、家庭裁判所が重要な役割を果たします。ここでは、家庭裁判所を利用した手続きの流れについて説明します。

まず、家庭裁判所を利用する理由として、相続人の確定や遺言の解釈に困難が生じた場合が挙げられます。その際には、家庭裁判所に「相続人の確認」や「遺産分割調停」を申し立てることが必要です。申し立てには所定の書類が必要であり、主に申立書や戸籍謄本などが含まれます。これらの書類は、家庭裁判所のホームページからダウンロードでき、必要な情報を正確に記載して準備します。

次に、家庭裁判所に申し立てを行った後、調停が開始されます。調停には、相続人全員が参加することが求められます。この際、裁判所の調停委員が間に入り、対話を促します。お互いの意見を主張し合いながら、円満な解決を目指して協議が進められます。調停は非公開で行われるため、プライバシーが守られる点も特徴です。

調停が成功すれば、合意内容が調停調書として残ります。この調書は法的効力を持ち、合意した内容に従った相続手続きが進められることになります。一方、調停が不成立の場合は、次のステップとして「審判」が行われます。審判は裁判官が関与し、最終的な判断が下されます。

また、家庭裁判所を利用することで、遺産分割協議が整わなかった場合でも、第三者である調停委員や裁判官の助けを借りながら進めることができるため、負担が軽減されることがあります。特に家族間の感情的な対立が生じやすい相続手続きにおいては、専門家や中立な立場の人間が関与することで、スムーズに問題を解決する可能性が高まります。

このように、家庭裁判所は相続手続きにおいて重要な役割を果たし、特に紛争がある場合には迅速な解決の手助けになるため、利用の仕方を理解しておくことが重要です。相続は一度きりの出来事ですが、円満に進めるためには、早めに適切な手続きをとることが求められます。

名義変更について~これだけは押さえておこう~

家の名義変更は相続の重要なステップです。ここでは、名義変更を行う際に気をつけるべきことを解説します。

名義変更の基本ルールと手続き

名義変更は、相続手続きにおいて非常に重要なステップです。特に、不動産や預貯金などの財産を相続した場合には、その名義を新たな相続人に変更する手続きを行う必要があります。ここでは、名義変更の基本ルールと手続きについて詳しく説明します。

まず、名義変更には不動産の名義変更と預貯金の名義変更がありますが、それぞれに必要な手続きが異なるため、慎重に進めることが大切です。不動産の名義変更の場合、法務局に対して相続登記を行う必要があります。相続登記を行うことにより、不動産の所有者が正式に相続人として更新されます。この手続きは、被相続人が亡くなったことを証明する戸籍謄本や、相続人全員の戸籍謄本、遺言書がある場合はその写しなどを添付する必要があります。

一方、預貯金の名義変更を行う場合には、金融機関に必要な書類を提出しなければなりません。多くの金融機関では、名義変更手続きのために必要な書類を指定していますが、一般的には、相続人の本人確認書類や、被相続人の死亡証明書(死亡診断書)、相続人を示す戸籍謄本などが求められます。

名義変更手続きを行う際の基本的なルールとして、相続人全員の同意が必要な場合があることがあります。特に、共有名義にする場合や、分割協議の結果に基づく名義変更の場合には全員の同意があって初めて変更が認められます。このため、相続人全員との連絡を密にしながら、円滑に手続きを進めることが重要です。

また、名義変更を行うことは、相続税の申告や納税をスムーズに進めるためにも必要です。相続税の基礎控除額を超える場合には、申告が必要となりますので、名義を早めに変更しておくことで、その手続きを円滑に行うことができます。

名義変更手続きは、相続後の状況を整理し、適切な管理を行うために欠かせないプロセスとなります。事前に必要な書類や手続きの流れを確認し、適切に進めることで、次世代への資産継承を円滑に進めることができるでしょう。思いがけないトラブルを避けるためにも、計画的な準備が望まれます。

名義変更中に起こりがちなトラブルと解決策

名義変更手続きは重要なプロセスですが、その過程でさまざまなトラブルが発生することがあります。これらのトラブルは、適切な対応と解決策を講じることで回避または軽減することが可能です。ここでは、名義変更中に起こりがちなトラブルとその解決策について考えてみましょう。

まず最もよく見られるトラブルは、必要書類の不備や不足です。名義変更を行うためには多くの書類が求められますが、これが揃っていないと手続きが進まないことがあります。たとえば、戸籍謄本や遺言書、死亡診断書などが揃っていない場合、法務局や金融機関で手続きがストップしてしまいます。このトラブルを避けるためには、事前に必要な書類をしっかりと確認し、集めておくことが重要です。

次に、相続人間での意見の不一致もトラブルの原因となります。相続人が複数いる場合、誰がどのように名義変更を進めるかで意見が対立することがあります。この場合、まずは話し合いを行い、それでも解決できない場合は家庭裁判所に相談して調停を申し立てることも一つの解決策です。

また、名義変更の手続きを進める過程で、期限が迫っているにもかかわらず決定が下せないということも考えられます。例えば、相続税の申告期限は、被相続人の死亡から10ヶ月以内です。時間が限られている中で手続きを行う場合には、専門家に相談することをお勧めします。

さらに、名義変更手続きが完了したにもかかわらず、登記内容に誤りがあった場合にも問題が生じます。これは、特に書類の記入ミスなどによるもので、その場合は速やかに訂正手続きを行うことが求められます。誤りを放置すると、将来のトラブルの原因になるため、気付いた際には早めに対処することが重要です。

このように、名義変更中には多くのトラブルが潜んでいますが、しっかりと予防策を講じることで、スムーズに手続きを進めることが可能です。計画的な準備と、必要に応じて専門家への相談が、安心して相続手続きを進めるための要素となります。

相続税を巡る疑問解決~知識を深める~

相続において税金は大きな課題です。ここでは、相続税に関する基礎知識をお伝えし、疑問を解消します。

相続税の基本知識と計算方法

相続税は、被相続人が亡くなった際にその財産を相続するために発生する税金です。相続税の計算方法や基本的な知識を理解しておくことで、相続手続きが円滑に進むだけでなく、税務面でのトラブルを回避することができます。

相続税は、相続財産の総額が基礎控除額を超えた場合に課税されます。基礎控除額は、一般的に「3000万円+法定相続人の数×600万円」となっています。例えば、相続人が2人いる場合、基礎控除額は3000万円+1200万円で、4200万円となります。したがって、相続財産の総額が4200万円を超えると、その超えた部分に対して相続税が課税されることになります。

相続税の税率は累進課税方式が採用されており、相続財産の額によって異なります。税率は10%から始まり、最大で55%に達します。相続税の申告は、被相続人の死亡から10ヶ月以内に行う必要があります。この期限を守らなければ、延滞税が発生する可能性がありますので、注意が必要です。

相続税の計算方法は、まず相続財産の総額を算出し、基礎控除額を引いて課税対象額を求めます。その後、課税対象額に応じた税率を適用して相続税額を算出します。例えば、課税対象額が5000万円であった場合、その額に対応する税率を適用し、相続税額を計算することになります。

相続税には特例や控除制度もあります。特に、自宅を相続する場合や、農地については特例が適用される場合が多いです。このため、相続を考える際には、これらの特例を適切に利用することで税額を軽減できる可能性があります。

相続税についての基本的な知識を身につけることは、相続手続きをスムーズに進める上で不可欠です。早めに情報を集め、必要に応じて専門家に相談することで、適切な対策を講じることができるでしょう。計画的に準備を進め、安心して相続手続きを進めていくことが大切です。

こんな時どうする?相続税の相談事例

相続税に関する疑問や不安は多岐にわたりますが、実際に寄せられる相談事例を通じて、具体的な問題解決のヒントを見ていきましょう。

一つ目の相談事例として、「相続財産に不動産が含まれているが、相続税の計算が難しい」というものがあります。不動産は評価額の算定が難しく、特に市場価値が変動するため、適正な評価が求められます。この場合、不動産鑑定士に依頼して評価を行うことで、正確な相続税の計算が可能になります。また、不動産税制には特例が設けられている場合もあるため、専門家の助言を受けながら最適な方法を探ることが重要です。

二つ目の相談事例は、「相続人が多く、分け方に悩んでいる」というものです。この場合、相続人全員が納得できる方法で分けることが重要です。まずは遺産分割協議を行い、それぞれの希望や状況に応じた分配方法を検討します。もし意見がまとまらない場合は、家庭裁判所による調停手続きの利用を考慮することも一案です。

他にも、「相続税の申告期限が迫っているが手続きが進まない」という相談も見受けられます。このような場合、直ちに専門家に相談し、必要書類の準備や申告手続きのサポートをお願いすることが大切です。専門家の介入によって、期限内に適正な申告を行うことができます。

これらの相談事例からわかるように、相続税に関する問題は個々の状況によって異なります。疑問や悩みを持っている場合は、一人で抱え込まず、早めに専門家に相談することが解決の第一歩となります。事例を通じて得た教訓を生かし、計画的かつ適切な準備を進めていくことが、安心した相続手続きへと繋がるでしょう。

家の価値評価と売却時の注意点

家の評価額は相続において重要なポイントです。また、将来的な売却を考える場合もあります。本節ではその詳細について見ていきます。

不動産評価のポイントと方法

不動産評価は、相続において非常に重要なプロセスです。評価額が決まることで、相続税の算出や、名義変更の手続きにも影響を与えるため、正確な評価を行う必要があります。ここでは、不動産評価のポイントとその方法について解説します。

まず、不動産の評価額を決定する際の基本的な考え方には「取引事例比較法」「費用法」「収益還元法」の三つがあります。取引事例比較法は、類似の不動産の取引価格を参考にして評価する方法です。この方法は、最近の取引事例をもとに市場の動向を反映させやすいため、一般的に用いられます。

次に、費用法では、土地の取得費用や建物の建築費用を基に評価を行います。これは、土地や建物の新たな取得や再建築を想定している場合に活用されます。最後に、収益還元法は、賃貸物件のように収益を生む不動産の評価に用いられます。これは期待される収益を基に不動産の価値を算定する方法です。

なお、不動産の評価を行う際には、立地や面積、周辺施設の充実度、環境など、さまざまな要因が影響を与えます。そのため、単に評価方法に沿って数値を計算するだけでなく、物件の特性や地域の市場動向を十分に考慮することが求められます。

不動産の評価は非常に専門的な知識が要求されるため、信頼できる専門家に依頼することも一つの選択肢です。専門家であれば市場動向を的確に捉えた評価を行うことができ、より正確な相続税の算出や手続きが可能になります。正しい評価を行うことで、相続手続きを円滑に進めていくための大きな助けとなるでしょう。

売却を考える際の税金と手続き

不動産を売却する際には、税金や手続きについてしっかりと理解しておくことが重要です。まず、売却による利益、つまり譲渡所得が発生した場合には、譲渡所得税が課税されることになります。この譲渡所得は、売却価格から取得費用や譲渡経費を引いた金額で算出されます。取得費用には、購入時の価格に加え、仲介手数料や改修費用も含まれるため、これらの詳細な記録を保管しておくことが大切です。

譲渡所得税は、所有期間によって税率が異なります。所有期間が5年を超える場合は、長期譲渡所得として軽減税率が適用され、最大で20%程度の税率となります。一方、所有期間が5年以下の場合は、短期譲渡所得として通常の税率が適用され、その税率は約39%となります。このため、売却のタイミングや計画を考えるうえで、所有期間は重要な要素です。

売却手続きの流れについても把握しておく必要があります。まずは、不動産仲介業者に相談し、適正価格の査定を行ってもらいます。その後、売買契約を結び、必要書類を準備します。売却に際しては、登記移転手続きや、必要な関係書類を法務局へ提出することが求められます。

また、売却後には譲渡所得税の申告が必要です。売却の翌年の2月1日から3月15日の間に、税務署に申告を行う必要があるため、確定申告の準備を進めておきましょう。適切なタイミングで売却を行うことで、税負担を軽減し、よりスムーズな資産管理を実現することができます。売却を考えている場合は、十分な情報収集と計画的な準備が成功への鍵となります。

お客様からの相談例~こんな時どうする?~

実際に寄せられる相続に関する相談例を通じて、その解決策を探っていきます。具体的なシチュエーションを知ることで、あなた自身の相続に役立ててください。

親が亡くなった時の具体的な手続き例

親が亡くなった際には、相続手続きが必要ですが、具体的にどのような手順を踏むべきかを理解しておくことが重要です。まず、被相続人が亡くなった場合、まずは死亡診断書を受け取ります。この書類は、医師から発行され、死亡の事実を証明するものです。

次に、戸籍謄本を取得します。戸籍謄本は、被相続人の死亡記載のあるものと、相続人を確認するためのものが必要です。これらを準備した後、法務局に行き、相続登記を申請します。この際には、相続人全員の同意が求められることもありますので、事前に話し合っておくことが大切です。

また、遺産の内容を把握するためにも、遺言書があればその確認を行います。遺言書には、財産の分配に関する指示が明記されているため、これに基づいて相続手続きを進めることが可能です。

さらに、相続税の申告が必要な場合があります。相続税は、相続財産が基礎控除額を超えた際に発生し、申告は亡くなってから10ヶ月以内に行う必要があります。必要書類を整え、税務署に申告を行いましょう。

この一連の手続きは複雑に感じるかもしれませんが、事前に計画を立て、必要な書類を準備することで、スムーズに進めることができます。相続を円滑に進めるためには、早めの対応がカギになります。

配偶者がいる場合の相続相談事例

配偶者がいる場合の相続は、特有の問題が生じることがあります。例えば、親が亡くなった場合、相続人には配偶者、子ども、さらには親や兄弟などが含まれます。ここでは、具体的な相談事例を通じて、配偶者がいる場合の相続について考えてみましょう。

ある相談者は、「配偶者がいるのに、親の遺産をどのように分けるべきか悩んでいる」というものでした。相続の際、配偶者は法定相続人として重要な地位を持ちます。具体的には、配偶者の相続分は、子どもがいる場合、遺産総額の1/2となります。つまり、親が亡くなった場合、残りの1/2は子どもたちで均等に分けることになります。

相談者は、相続分の計算に加え、配偶者が望む生活環境を維持するために遺産の分配の仕方を考慮しました。例えば、配偶者が自宅に住み続けたい場合、配偶者に不動産を渡し、子どもたちは現金で相続分を調整するという方法が考えられます。

また、遺言書が存在する場合、その内容が分配に影響するため、確認することも重要です。適切な分配方法を見つけるため、家庭裁判所による調停を利用することも選択肢の一つです。このように、配偶者がいる場合の相続は、家族の意思を反映させるために、しっかりと話し合うことが求められます。

やってはいけない相続の失敗例~失敗から学ぶ~

相続には失敗がつきものです。しかし、失敗例から学ぶことで、同じ過ちを避けることができます。本節では典型的な失敗例をご紹介します。

手続きミスによる家の価値の減少

相続手続きにおけるミスは、意外な形で家の価値を減少させるリスクがあります。例えば、相続登記の手続きで誤った情報を記載してしまった場合、登記名義が正しく更新されず、不動産の権利関係が不明瞭になることがあります。このような場合、将来的に売却を考えた際に購入希望者からの信頼を得ることが難しくなり、結果的に売却価格が低下してしまう可能性があります。

また、相続税の申告を怠った場合、追徴課税や延滞金が発生し、経済的な負担が増すことにもつながります。これが理由で、急いで売却を決断しなければならない事態になると、実際の市場価格よりも安い価格で売却せざるを得なくなることもあります。

このように、手続きにおける些細なミスが、中長期的に見て大きな価値の損失につながる可能性があるため、正確な手続きを行うことが非常に重要です。行政書士などの専門家に相談しながら進めることで、リスクを減らすことができます。

親族間のトラブルで相続が進まないケース

相続手続きが進まない大きな原因の一つに、親族間のトラブルがあります。特に、相続財産の分割方法を巡る意見の相違は、手続きを停滞させることがあります。例えば、相続人の中に一部の財産を特に重視する人がいると、その財産に対する取り分を巡って争いが生じることがあります。

また、遺言書の有無や内容についても疑義が生じることが多いです。遺言書が存在しない場合、法定相続分に従った分配が行われますが、相続人の間で不満が生じることもあります。これが原因で、協議が進まず、相続手続きが長引くケースも珍しくありません。

このようなトラブルを解決するためには、家庭裁判所による調停手続きを利用することが有効です。中立な立場の調停員が介入することで、円満な解決に向けた協議が促進される場合があります。親族間の感情に配慮しながら、スムーズな相続を実現するための方法を探ることが大切です。

相続の未来~次世代への大切な準備~

相続をスムーズに進めるためには、次世代に向けた準備も重要です。最後に、未来に向けた準備のポイントを考えてみましょう。

家系図を作る意義とその効果

家系図を作ることには、さまざまな意義があります。まず、家系図を通じて家族の歴史やつながりを視覚的に把握できるため、家族の絆が深まります。特に、先祖の情報を含めることで、家族のルーツを知る機会となり、より豊かなアイデンティティが形成されます。

さらに、相続や遺産分割においても家系図は重要な役割を果たします。相続人を明確にし、相続関係を整理することで、トラブルを未然に防ぐ助けになります。特に大きな財産を持つ家族にとって、家系図は法的な基盤を提供するとともに、将来の相続手続きがスムーズに進むための大切なツールとなるのです。

このように、家系図は家族の歴史を振り返るためだけでなく、法律的な整理や次世代への資産継承においても重要な役割を果たします。

次世代のために考える相続プラン

次世代のために相続プランを考えることは、家族の未来にとって非常に重要です。まず、相続プランを策定することで、相続時のトラブルを避けることができます。相続人の取り分や財産の分配方法を事前に明確にすることで、親族間の不満や争いを未然に防ぐことが可能です。

また、相続税の負担を軽減するための計画も重要です。例えば、生前贈与を活用することで、相続税を圧縮する効果が期待できます。このような具体的な対策を講じることで、次世代に残す財産がより大きくなる可能性があります。

さらに、自分の意思を明確に伝えるための遺言書を用意することも一つの方法です。遺言書には、資産の分配について具体的な指示を記載することで、家族への配慮が示され、思いを引き継ぐことができます。次世代のためにしっかりとした相続プランを持つことは、安心した未来を築くための第一歩となります。

馬場行政書士事務所ができること

ブログ

私は、前事務所から、約12年行政書士業務に携わり、主に相続、遺言、交通事故に関する相談を受けてきました。

 

馬場行政書士事務所でも、福岡、佐賀など、福岡近県において相続手続、遺言等について積極的に相談を受けております。

 

相続手続においては、相続人の確定のための戸籍の収集作業、相続人の一覧図の作成、財産目録の作成のための書類の収集作業、遺産分割協議書の作成、それに基づく預貯金の解約や不動産の名義変更等の具体的な遺産分割手続きまで、司法書士や税理士とも連携し、ワンストップでサポートいたします。

 生命保険金等の請求、火災保険等の引継ぎや解約手続き、株式などの有価証券の名義変更、換価手続きなどにも対応いたします。

 

 

遺言書の作成に関しては、どのような遺言書を作成したいのか、すべきなのかの聞き取り調査から、必要書類の収集、公証役場との事前の打ち合わせ手続き、証人の手配、公証役場での遺言書作成の立会までワンストップで相談可能です。

遺言書等を通じて相続税対策のアドバイスもいたします。  

また、遺言執行者として、作成された遺言の実現(遺言執行)のサポートもいたします。

 

相続、遺言等に関するご相談に関しては、初回1時間無料となっております。

事前予約いただければ、出張相談、土日、祝日でのご相談も受けております。  

 

相続手続、遺言書の作成に関しては、お気軽にご相談ください。  

 

【記事監修者】

馬場行政書士事務所

行政書士 馬場 祥紀

福岡県出身

平成18年 九州大学 法学部 卒業

平成21年 九州大学法科大学院 卒業

平成251月より久留米市にある上野行政書士事務所に勤務

平成264月 行政書士登録

令和58月より福岡市博多区で馬場行政書士事務所 開所

久留米の行政書士事務所勤務時代から、現在においても特に「相続」・「遺言」・「交通事故」の業務に力を入れています

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